恩師

2018/02/17
Snow life

恩師 Snowdesignoffice 住宅設計 建築設計 静岡 愛知 三重 建築設計事務所

昨日、高校時代の先生方3名と私と同級生とで会食をしました。

先生方はたまに集まって飲んでいるようで、今回は私もお誘いいただきました。

久しぶりに会いましたが、話し方や、話す内容もほとんど変わらず、当時の懐かしい思い出がよみがえってきました。

同級生の友人も現在建築学科の経論である事から必然と建築の教育について話になった。

我々の時代に比べ、今では偏差値も上がり皆まじめな生徒ばかりだそう。

我々の時代は、やんちゃな小僧ばかりで中退する生徒も多く、先生方には大変迷惑をかけたクラスだった。

そんなクラスでしたから、まじめに自分の進路を考えている友人はほとんどいなかったんじゃないかと思う。

当時は、私もこれといってなりたい職業ややりたいことも特に決めておらず、目標も無く学校に通っていた。

そんな中、設計の授業は好きだった。

今思うと、設計がしたいというわけではなく、綺麗に図面を描きたいという事だったと思う。

設計の指導をしてくれていた担任の先生の描く図面はとても綺麗で、細部の納まりも根本からきっちり教えてくれた。

ただ図面を描くことではなく頭の中で立体的にイメージしていることに驚き、先生からいろいろ学びたいという感覚が生まれた。

それまで人を敬う感覚がなかったが、先生が私の人生で最初に敬った人だと思う。

そして設計の授業をまじめに取り組んでいる様子を見てくれていたのか、先生から大学への進学を薦められた。

正直その時もまだ自分が何をやりたいかわからなかったので、とりあえず進学の道を選んだ。

選んだというかその道しかなかった気がする。進学を選ばず建築の仕事に就いていたらきっと途中で辞めていただろう。

その後大学に入り、研究室で出会った先輩の影響で建築の面白さを知り、この道を進みたいと思った。

私の人生で一番大切な道を導いてくれた先生には感謝の気持ちでいっぱいです。

そんな先生と、楽しい話をしながらお酒を酌み交わせとてもうれしかった。

定期的に集まれるよう、いつまでも元気でいてほしいものです。

 

写真は高校の設計の授業で最初に配られた先生が作った図面の書き方のプリント。

私の設計の原点となる大切なもの。