
6年前にオフィスを設計させていただいた OFFTONE の すずきひろあき さんからようやくホームページが完成しましたと連絡いただきました。
すずきさんらしいシンプルでしなやかな空気感の中、さりげない遊び心のあるつくりになっています。
オフィスの建築の紹介もしてくださり感謝。
小さな建築だけにスケールや細部に神経を注ぎ込んだ建築。
垂直方向に斜めにした壁を更に内側に斜めに折りとがらせた袖壁に合わせ基礎も同じ形状にまでしていた。
基礎屋さんに説明が難しく段ボールでモックアップをつくり説明した。それを面白がって作ってくれたこともうれしかった。
いろいろ思い出深い建築です。
すずきさんが独立して10年目に完成したホームページとの事。
ようやくというか、やっとというか、とにかくめでたい二桁祝いですね!おめでとうございます!
どうぞご覧ください→ https://offtone.jp/
OFFTONE → http://www.snow-d-o.com/offtone
office S / お知らせ
Works の office S 改め OFFTONE の写真を掲載しました。
ウェブデザイナーさんの住まいの庭に建つ、小さなオフィスです。
住まいの中に仕事場があるので、
仕事に集中できる様、軒を低く深くして視界をコントロールすることで、
日常から距離を置く様にしています。
その日常風景がリアルタイムで変化するデスクトップの様に、
ふと目を休めたり、アイデアを考えたり… その時 を大切にした建築です。
どうぞご覧ください。

Dolce403 さんに撮影していただきました、
house TT と house Y の写真をアップデートしております。
柔らかい空気感の素敵な写真です。ぜひご覧ください。
そして、office S の写真も昨日頂きましたので、近日中にWorks にアップしますので、
お楽しみに!


office S
先日作庭をしました。
前回整地及び石の据付を行い、
今回はいよいよ樹木を植えました。
写真はメインのシマトネリコ。
とても大きく、植えるのに大苦戦で、
現場は私含めて7人の男衆で行いましたが、
この大きさには圧倒です。
向きを変えたりするだけでも一苦労、
樹木が少し傾くだけでも体に感じる圧力がとてつもなく、
体つきがガッチリした男たちが「おぉぉぉぉ!!」と声が出てしまうほど。
毎度、樹木の重さを実感しますが、今回が一番すごかったと思う。
このシマトネリコは、芝生の庭に木陰を作ってくれる東屋の様な役割をします。
その他アプローチなどにも高木を植えて、
オフィスの小さな佇まいもあり、スケール感が曖昧になる空間に仕上がりました。
今回植えた植物は、今まで植えた事のない植物が多く使われ、
作庭をしてくれました西村さんの進化を感じました。
毎度彼の頑張りを共に作業をしながら実感し、良い刺激になります。
シマトネリコ というと、ここ数年外構屋さんが、
とりあえずシマトネリコを1本植えれば、
簡単に雰囲気が出るからと飾りの様に多用されていた事で、
造園屋さんからは毛嫌いをされ使われることが減ってきております。
西村さんと、シマトネリコは何も悪いわけではなく、
その扱い方が重要なのだという話をよくします。
シマトネリコに限らず、建築の素材なども同じで、
値段や見た目によらず、ひとつずつ丁寧に考えて取り扱えば良いのだと思います。
目利きというか、気が利くというか、
私もその様なことを大切に設計活動をしていきたいと思っております。


office S の作庭を行いました。
まずは、植物を植える前に、沓脱石を据えたり、
整地や水はけを良くするための暗渠づくりを行いました。
無事下準備が完了し、残りの植栽は10月初旬です。
待ち遠しい…
しかし、ここ数日現場作業が続いており、疲労感がなかなかのものです。
現場モードの自分と、設計モードの自分、もう一人自分が欲しい…
予算が合わず、減額したりして工事の範囲が少なくなったり、
時には費用面で協力してもらったりしますが、
こうした大変な作業を身をもって体感すると、
技術やノウハウ、体力面など職人さんがやるべき仕事と、
その価値が理解できます。
自分がやってみて出来るか、それともやってもらった方が良いか、
その様な事を理解すると、その苦労と技術に対して、
気持ちよくお金をお支払いする事が出来ると思います。
本来の商売のあり方ではないかと思います。
現在は値段が付けられて、見積書などで金額を見比べたりして、その本来の価値よりも、
その値段を重視されている様に思えます。
「私にはできないので、この人にお願いしたい。」
「この人が頑張ってくれたので、お支払いしたい。」
感謝という気持ちをお金という形で返す。
こうした気持ちの良いお金の流れが出来れば、世の中が少しでも良くなると思う。
私も、お施主様にそのように思ってもらえるように、地道に頑張っていきたい。