
皆さま、本年も大変お世話になりました。
本日で年内の業務を終了し、年明け7日より業務開始を致します。
(年末年始の休暇 12月28日~1月6日)
といっても、設計の仕事はキリが無い為、休み中もずっと仕事の事を考えたり、
空いた時間で自宅で設計活動をしているのが年末年始や長期休暇の過ごし方になってしまいます。
現在設計中の案件や、新規プランニングなど、何かしら休み中に動いていると思います。
今年を振り返ってみると、
大小合わせれば、多くの建築に携わる事が出来ました。
設計している時間より、現場に出ている方が多かったと思います。
独立してから、ずっと悩みの種だった 自分らしさ という物がやっと出来てきたと思います。
独立当初は、設計の表現方法ばかりに囚われてなかなか抜け出せない状況でした。
しかしある時、気持ちのままに素直に動けばいいじゃないか。
と自分に言い聞かせ、現場に足繁く通っている事そのものが自分らしさではないかと気が付き、
もっと職人さんと対話をしながらものづくりしようじゃないかと思ったわけです。
皆が気持ちよい現場にして、設計の想いを伝え、更に職人さんと共にアイデアを出し合う事。
設計監理という本来の設計者が行う業務を越えて、現場で一緒に肩を並べてものづくりする事が 自分らしいものづくり となったと思います。
この事は、自分の中で大きな自信となりました。
そしてこれに答えてくれる職人さん達に感謝です。
来年は設計する時間が多くなります。
設計の方ももっと力をつけて、設計と現場のバランスをうまく保ちより質の高いものづくりをしていきたいと思います。
来年もよろしくお願い申し上げます。
皆さま良いお年を!

houseMk の見学会にお越しくださいました皆さま、誠にありがとうございました。
素材についてや、空間構成について、皆さまじっくりと見学しお話を聞いてくださりありがたい限りです。
設計事務所のつくる住宅を初めて見学された方々においては、とても楽しそうに見学されていたことが印象的でした。
快く見学会を開催させて頂いたお施主様も、誠にありがとうございました。
さて、見学会が終わり早速プラン依頼を請け現地調査に。
山間の長閑な風景が広がる場所に建てる住まいの計画です。
いつもながら、環境と要望を読み解き、ご家族の日常の暮らしぶりを思い描きながらプランをしていきたいと思います。
年内もあともう少し、houseMkの引き渡しや、進行している設計、新規プランニングと、なかなか落ち着けなさそうです。
上手に気持ちを切り替えながら頑張りたいと思います。

リビング(ソファ製作:造作家具創木)

引手(作:小澤一也)

プレート(作:小澤一也)

作庭(作:西村直樹・平川了一)

土壌改良
houseMkはようやく完成を迎えた。
造作家具のソファも据え付き、居場所が生まれた。
今回開き扉の引手を木作家の小澤一也氏に製作していただいた。
一緒に形を考えサイズを決めたプロダクト。
原型は、打合せの為彼の工房へ伺ったときに製作していたプレート(コースター)の形がとても良かった為、
これを基にしたデザインとした。主張はしないがキャラクター性が生まれる何とも良い相棒的なデザインとなっている。
この他タオル掛けも制作していただいた。
見学会では、引手の原型となったプレートも購入が出来ます。
いろんな樹種・大きさがあるので、好きな1枚を選んでみてはいかがでしょうか。
この他、小澤一也氏の家具や椅子、everlasting-sproutのテキスタイルの展示を予定しております。
昨日庭の工事をしました。
1本でも多くの植物を植えようということで、今回は人件費を最小限に、三重から西村直樹氏、地元の平川了一氏と私の三人で作庭をしました。
植える前に、根を張る土をほぐし、炭やたい肥を混ぜ土壌改良をする。
なかなかの重労働ですが、耕す事は人として基本なんだと改めて思う体験。もっとみんな土に触れるべきだなって思う。
樹木の植え混みは、室内から見え方や外側からの視線などそれぞれの樹木の配置に意味がある様に、
西村氏が何度も室内外から確認をして植えています。
あっという間に暗くなり、何とか一日で作庭が終わりました。
それぞれが信頼し合い分担できたおかげかなと思う。
とても充実した一日でした。
そんな具合で、多くの職人や作家の想いが籠った住宅となりました。
とても心地よいものづくりが出来たと思います。
見学会の予約も大分埋まってきました。
是非ご予約の上見学ください。