Snow design office

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© Snow design office

茅葺

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先日、大工さんのお誘いで、

茅葺の葺き替えのお手伝い(体験)に八ヶ岳へ行ってまいりました。

茅の葺き替えはほぼ終わっており、重要な棟部分のお手伝い。

茅の上に、防水の為に板金を取付、その上からすだれ状に編んだ竹を掛け、

最後にヒノキの丸太を飾りとして棟と左右に3列に取付をするものでした。

私は1日目は、すだれ状の竹の材料を採取に竹藪へ。

結構な数が必要で、ほぼ半日竹藪にて切り倒し、藪から引きずり出す作業でした。

なかなかこれが大変。程よい太さを探しに藪を歩き回り、

一本が4~5mが当たり前で、藪から出すルートも考えながら切り倒さねばならない。

藪には、鹿の骨やフン、足跡などもあり野性感満載で少しばかりドキドキしながら作業をしていました。

夕刻になり作業は終了し、皆で温泉へ行った後に、

家主さんのお父様が営んでいるペンションへ。

昼に罠にかかったイノシシのお肉を頂きましたが、鮮度が良くとてもおいしくいただきました。

その他、おなかいっぱい山の幸のお料理を頂き、お酒もたくさんいただいて、ばったり寝てしまいました。

 

お酒が残った二日目の朝は、ヒノキの丸太の皮むきから。

皮むきはコツをつかむと、ズルっと剥けて気持ちが良い。

あっという間に磨き丸太へ。

その後、竹をすだれ状に網んでいき、

いよいよ棟まで運ぶ。

長さ4mほどある竹が何十本となれば、とても重くて数人で茅の斜面を上げていくのだが、

斜面の勾配もきついので息を合わせて徐々に上げた。

これを3回分。

すだれ状の竹が落ちない様に銅線で編みこんで、棟に固定をする。

そして、ヒノキの丸太を、下からバランスを見てもらいながら固定をしていく。

これで我々のお手伝いも終了。

残りの仕上を職人さんが行い完了するとのこと。

 

茅葺に触れるのは初めてで、

茅葺には形状や棟の飾りなど、意外とバリエーションが多いことを知った。

そして、茅は表面だけを替えれば良く、約20年ほどで葺き替えで、

その下の層はほとんど痛むことは無いとの事。

いざこうして目にし体験をしてみないと知ることも無く、

良い経験になりました。

 

外でみんなでテーブルを囲んでのお昼が格別美味しかった。

大勢で食べる事、ロケーション、皆で汗をかき作業をしたこと、

普段の環境と違う事など、様々な要素があることで、

食事の美味しさが増すのでしょうね。自分の中ではとても感動的な出来事でした。

 

そしてなにより驚きは、この茅葺職人さんは女性で一人でやっているとの事。

お名前は、茅松の松木礼さん。

10年ほどの修行の後に、今年独立をしたとのことです。

今回は、2ヶ月ほど八ヶ岳に住み込みで作業をしに来ているそうです。

現在の住宅の様に、街中にはほとんどなく、エリアも広範囲にある為、

仕事の為に何カ月も出張が続くことがあるのですが、

なんとも気合が入ってますね。

一緒に作業をさせていただいて、松木さんの仕事ぶりは

きびきび動き、的確な説明など無駄がなく、とてもかっこよかったです。

 

今回新しい体験と、松木さんとの作業がとても良い刺激と思い出になりました。

松木さん、お誘いしてくれた大工の皆さん、家主の成田さんご家族、ペンションの成田さんのお父さんと弟さん。

皆さまありがとうございました。

 

(写真一枚目:茅葺の棟から山梨の街並み)

(写真2枚目:2日目の棟を納め終わった姿)

作業に専念しすぎて重要な工程写真がなくてすみません。