
houseOt
大分工事も進み、大工工事は年内で対外終わる模様。
外壁も張終える模様。外壁はコストを抑えてガルバリウム鋼板。
5年後10年後その後を考え渋めのギングロ色に施主さんと決めました。
とは言え、外部がメタル過ぎるのも味気ないので、軒天は垂木と杉の野地板あらわし。
玄関周辺はヒノキ板張りとして素材感・経年変化を感じられるようにしています。
年明けから、大工さんから各業者さんにバトンタッチです。
2月末完成に向けて各業者さんと共に頑張ります。

house 4
こちらは基礎工事が完了しました。
コンクリートの4週試験も工務店さんと立ち合い無事に強度が出ていて合格。
その後工務店さんと基礎の出来形検査へ。
基礎形状や寸法、アンカーボルト、設備配管のチェックをして、こちらも問題無く施工されていました。
基礎の中央に土間がある住宅で、写真でも真ん中に土間下地が見てとれます。
個性的な住宅になるので、こちらもとても楽しみです。
まずは年明けの建前がテンション上がりますが、大工さんは構造があらわしになる方行屋根の為すでに緊張しているそうです。
しかし、houseOtも含め平屋となると基礎が大きい…
さて、年内の業務は本日までです。
年明け業務開始は1月6日よりと致します。
本年もお世話になりました。また来年もよろしくお願いいたします。
事務所を移転して一か月が経ちます。ようやく皆様をお招きできる体制になりました。
外観は古い民家ですが、来る方皆さん中を見て驚いて帰っていきます。
空き家などのリノベーションの設計もしていますので、是非見学に来てください。
新築・リノベーションのご相談も随時承っております。お気軽にご相談ください。
それでは皆様良いお年をお迎えくださいませ。


先日、中川根に行った際に㈱中道建築さんの友人で中川根でバックパックを作っているblooperbackpacksの植田さんの工房へ行ってまいりました。
工房は鉄骨の倉庫を植田さんと中道さんが改修したもので上手に出来ていました。外壁が元々倉庫にあった小波の板金を再利用しており、入り口のドアにも同じ板金を使用しており、
新品感が無くてそれが何とも良かった。
blooperbackpacksは名の通りバックパックを作っており、トレイルランナーや登山をされる方などの為にフィットしたカスタムメイドで製作しています。
なので、工房に並んでいるバックパックはオーダーを受けたものとサンプルのみで売り物がありませんでした。
商売・物売りについて植田さんと話しましたが、「ものを売る」ではなく「ものをつくる」という側なので街中でなくとも必要と感じてくれる方がオーダーをしに足を囲んでくれるとの事。
そして、街中ではなく南アルプスに近い山や川を感じられる環境だからこそ価値が高まるのかなと感じました。
欲しい側・作りたい側が対等な立場で必要としあう事が商売の原点であり、物が溢れている今こそ考え直す事かと思います。
若い人達が頑張っている姿を見てとても嬉しくよい刺激を受けてきました。
僕ももっともっとがんばろ!
自身のオリジナルのバックパックが欲しい方は是非、植田さんにご相談を!
ちなみに、工房のスチール看板をお手伝いをさせて頂きましたので機会がありましたらそちらも見てください!
なかなかかっこよく出来ましたよ。(写真を撮り忘れました…)


house4 で使用する化粧柱を選びに、施工をしてくれる㈱中道建築さんの工場まで行ってきました。
いくつかある中で、一番最初に目についた屋久杉が気になりました。
板目で表情が豊かなのでこれがhouse4には合うだろうと、早速お施主さんに報告しこれを採用することに決めました。
仕上がりも現状が浮造りの状態でとても良かったので、一度表面を削り直した上に浮造り加工をしてもらう事にしました。
年明けの建前が楽しみです!
その後、近くの山で木を切り倒しているとの事で、一緒に見に行きました。
すっと長く伸びた杉や桜の木があり、製材をしてストックしようとの事にしました。
しかし山の斜面で大きく育った樹木から自然の力強さを感じ元気を貰えた。
周りの集落の住まいも皆軒が低く調和がとれ自然と一体となった気持ちの良い場所でした。
独立してから、お世話になっている大工さんを中心に忘年会を毎年一緒に行っていますが、話が広まり年々いろんな職人さんや業者さん達が、行きたいです!と続々と集まり今年は最多の29人となりました。
仕事の付き合いの忘年会ってあまり行きたくない感じですが、純粋にみんな楽しみで集まってくれているのが嬉しいです。
それだけ職人同士の関係も良く、現場が良い環境でものづくりが出来ているって事かと思います。
そんな環境づくりを目指しているので、それまた嬉しい。
しかし、毎年乾杯の挨拶が下手くそで申し訳ない…
来年はちゃんと真面目でちょっと面白い乾杯の挨拶を考えていこかな。



事務所移転をして一週間が経ち、ようやく落ち着いて設計活動が出来る様になりました。
外周りや、建具、ガラス交換など細々した手付かずの部分がありますが、徐々に時間を見つけてやっていこうと思います。
庭のある長閑な環境で設計活動をしたいな~とずっと思っていたところに、条件に合った空き家に出会いました。
新幹線や接道など住んだり新築をする場所には少し不向きな立地条件でしたが、既存建物を改修して事務所ととして利用するのには十分な物件でしたので、思い切って移転を決めました。
移転を決めてからは、話が進み約2か月で移転をするスケジュールに至りました。
今回、良い機会だと思い自身でできることをできるだけやってみると気合いを入れて頑張ってみようとスタートしました。
解体から始まり、床下に潜り断熱材を入れたり、床組みや壁の下地工事、塗装やカウンター製作等々長い一か月となりました。
床張りや本棚・仕上げ類は大工さんに協力してもらいました。
窓台を入れたりすることにも大工さんの指導を受けてやってみましたが、少し隙間が出来て、大工さんがいつもさらりとこなしてしまう事に、大工さんの凄さを実感しました。
電気工事・水道工事・ガス工事の業者さんにも協力頂き感謝いたします。
そして、旧事務所で使えるものは新事務所に再利用する様にし、できるだけ廃材を減らしたいと考え、照明器具などの設備類はもちろんの事、壁に張った杉板や杉の床板・本棚、更には下地材も解体し再利用をしております。
勿論、旧事務所の解体も自身ひとりで行いました。
旧事務所の返却の日は決まっていたので、スケジュールを決めて、やるべきこと・やれることを考えながら毎日時間刻みで休まず実行。
移転の作業の合間に現場監理や、夜に設計活動、この一か月半なかなかハードでしたが、いろいろ身をもって学ぶことが多く毎日とても充実しました。
現場監督時代の経験や、現場監理をしているときに職人さんがどんな作業をしているかどんな作り方をしているか興味深く見ていたことも役に立ちました。
「やればできるもんだ!」そんな言葉が、何かしら仕上がってくるたびにつぶやいていました。
これも、培ってきた経験や人脈のおかげで達成できたと思います。
これまでを振り返ると、遠回りもした時もありましたが、人生で無駄な時は無かったと感じ「この今」に役立っている事がとてもうれしく思いました。
「これまで」とは、働き始めてからではなく、それ以前にこの道を進むために学びの場に行かせてくれ支えてくれた亡き両親にも感謝です。
そして今回の経験がまた「この先」の役に立つ事になると思います。
やっぱり、純粋に ものづくり は楽しいものです。
皆さまお近くにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。(不在の時もありますが…)