


house Mk
基礎工事が始まりました。
位置や高さの確認をして問題なく進んでいます。
基礎屋さんの鋤簾を見ると先端が地面に突き刺さっているかと思ったら、年季が入っており大分短くなっている。
金属の角は丸みを帯びており、かわいらしいフォルムに。
コンクリートを均すトンボを見ると、柄の部分が柔らかい年輪が削られ浮造り状に、先端も丸みを帯びている。
職人さんがずっと使い続けている、年季の入った道具を見るのが大好きなんです。
大事に使い続けている相棒感を感じて、なんだかうれしくなります。



久しぶりに house Y へ
庭の事でちょっと気になったそうなので見に伺いました。
アカマツやそのほかの樹木は元気に育っていましたが、砂苔がちょっと元気がなかった。
現状の写真を庭を作ってくれました西村さんに送り、後日下草の植え替えをしていただく事に。
取り急ぎ、草抜きや元気に育ちすぎた枝や枯れ枝を剪定してまいりました。
house Y は20坪の敷地に建つ住宅ですが、庭も積極的に取り入れ小ぢんまりと体にフィットする豊かな住まいです。
庭もあるけどちゃんと駐車場も1台ありますし、敷地を余すことなく利用しています。
お施主様も快適に過ごされている様で嬉しい限り。
庭が出来て1年ほど経つと、お水をしっかりあげていても育たなく枯れてしまうものもあります。
もともと育った環境が違うため、新しく植えた環境に適合するかは植物自身の力次第。
もちろん植えるとき、土壌改良や水はけなど元気に育つように最善を尽くしてくれますが、絶えてしまうものもおります。
わが家の庭もその様な植物もいくつかおります。1年が過ぎ、土を見てみると新しい芽が生えてきます。
私は葉の形なのでどの植物か判断して、植え足したい場所に植え替えて育てています。
事務所には庭がありますが植物はほとんどなく木を植えたいですが、貸テナントの為植えられないので鉢植えで育てています。
それらもだんだん大きくなり、窓から緑いっぱいになっている姿が気持ちが良いです。
そして何より買ってくるものよりも愛着が湧いてきます。
そんな風にささやかですが、庭との関係を楽しんでいます。
庭や家を楽しむと、必然とその住まい手らしい家になってくるものです。
その為には、上手に住まえる設計が大切と思っております。

house Mk
地盤改良工事が完了しました。
今回は表層改良工事というもので、固化材を既存の土と混ぜながら地盤を補強していくものです。
強い地盤までの深さが浅く、表面の軟弱な土を補強するものです。
現場の状況を立ち会って見ていると、2mほどで丈夫な地盤が見えておりそこまでの土を改良しました。
基礎コンクリートの底面の形に成形して完了です。

表層改良工事の完了した姿は、ちょっとした遺跡発掘現場っぽく見えて面白い光景です。
改良工事の養生期間をとり、次週より基礎工事が始まります。
同時にプレカットの打ち合わせも始まります。
プレカットはスケジュールやコストの面などの合理性はあるものの、やはり一軒一軒 設計も施工も丁寧に想いを籠めて作っていきたい為、できれば大工さんによる手刻みを取り入れたいなぁと思うのです。
新しい取り組みを積み重ね、職人さんたちと共に、自分たちの目指すものづくりを形にしていきたいと思います。

先日、設計を検討されている方々が自邸の見学に来てくれました。
風は強かったものの快晴で気持ちが良い日でした。
庭の植物と住宅(建築)を体感していただき、
庭と建築の大切さや、ものづくりへの想いを感じ取っていただければ良かったなと思います。
ホームページのWORKS等では写真でしか感じ取れないので、
実際に住んでいる家を見ていただくことが一番わかりやすいです。
ホームページももう少し分かりやすく考えや想いが伝わる様にしなければと思い只今模索中です。
自邸の見学は、事前申し込みにていつでも見学ができますので、お気軽に見学ください。
申し込みはこちら
今週末、家づくりの無料相談会を開催します。是非こちらもお気軽にご参加ください。
詳細はこちら

昨日は、わが家の田植え。
周辺の田んぼも皆一斉に田植えを行っており賑やかでした。
田植えや稲刈りは、家族総出での作業となり親子または孫世代までお手伝いをしており、その様な光景がとてもよかったです。
核家族化が進む中、こうして家族が力を合わせて作業をすることは家族を繋いでいくという行為でありとても大切な事だと実感。
土を耕し水を引くと今まで地中に眠っていた生き物が目を覚まし繁殖の時期となります。
そしてその生き物を食べに来る鳥などの動物もやって来る。人が米や野菜を作る事に生き物たちは上手に適応しているのを見て生態系のサイクルを感じます。
私たち人間もその様な生き物のおかげで米や野菜を頂ける訳で、田んぼに囲まれながら自身も生態系の中に居ることを体感しました。
木や植物、野菜や米を育てたり植えたりすることは、土を耕す事から始まります。
家の原点である竪穴式住居も土を堀り、稲作で出来た藁を屋根にして、器は土と藁を混ぜて作ったり、外壁も土と藁を混ぜて左官で仕上げますし、
水や土や火、植物などシンプルな要素ではあるけれども、それだけでも暮らしが出来てしまえる大切な要素であります。
土に触れ、耕す事。家族や地域で力を合わせる事。命を頂く事、自然の恵みに感謝する事。
人としての原点を、田植えを通じて自分も学び、次の世代にも伝えて行ければと思います。









salon de niki http://salondeniki.com/
本日がリニューアルオープンとなりました、アロマセラピーのお店です。
築 30年程の住宅を改修してサロンのスペースを設けました。
元々の建物の設計や素材の使い方が良かったため、それを尊重した設計を心がけました。
オーナーさんも自然の持つ力を大切にしていることから、出来る限り自然のものを使う事を一緒に考えました。
木で言えば節だらけだったり、庭の石で言えば成形されていない不ぞろいの形の石を使い、
安価でも本物を使う事が大切で、上手に手を加えることで、素材の持つ良さを引き出せるようにしました。
不格好であるが故、より自然な姿は素材の持つ自然の力を感じられると思います。
床は杉板。足ざわりとメンテナンスを考えオイル仕上げ。
間仕切りの壁は節有の荒々しい杉板。木が呼吸し、人と直に接しられるようにと無塗装。
庭は高低差を利用した不ぞろいの石で組み上げたアプローチになっており、
木々の緑や草花、ごつごつした石、短い距離でいろいろな出来事を体感し心がほぐされる。
看板も控えめに、鉄鋼屋さんで作っていただいた文字抜きの鉄板。
支えるフレーム以外の看板部分は無塗装。時を重ねて錆を出し風合いを増していきます。
オーナーさんの自然の力を大切にした想いに添えたお店となりました。
施術に来る方、施術をする方、皆が癒され、力が漲る特別な場所になってほしいと思います。
オーナーさんもポジティブな思考なのでいつも元気を頂けます。
現場の職人さんも皆楽しそうに和気あいあいと一丸になって作り上げたので、
きっとそのような想いも込められいると思います。
施工をしていただきました業者の皆さんありがとうございました。
大井神社も目の前ですし、ちょっとしたパワースポットになれたらと。