昭和

2017/12/03
Snow life

昔は良かったな〜と、ここ最近思う。

きっかけは、BSで放送されている、

昭和の映画やコメディー番組、アニメ番組を観て幼い頃に自分が過ごしていた時代を思い起こす。

幼い頃は、街に行けばいろんな物があり、商店街が賑やかだった。

様々なお店があり、母に連れられた買い物ではお肉屋さん、魚屋さん、八百屋さんなどそれぞれの専門のお店を何軒も廻ったものでした。

それぞれ行きつけのお店があり、それぞれの店主たちと母は会話をしコミュニケーションをとっていた。

私達子供も、駄菓子屋さんやおもちゃ屋さんなどそれぞれの特色のあるお店をハシゴして、街中で遊びまわっていた。

徒歩圏内で全てがそろい、たくさんの出会いがあり、物の価値以上に、人や物、または場所の出会いがある事がとても豊かだったと思う。

現在では大型店舗の利便性により、商店街は寂しくなってしまった。

その理由はまずは、車であろう。

車はとても便利な移動手段で、現在では一人一台になっている。

これに加え、共働きにより時間が無くなり忙しくなったが故、何でも揃う大型店舗が必須になった。

車や大型店舗が現れた事で、街並みも変わった。

それは看板だ。

歩行速度よりも速い為、大型の看板が必須となり景観を損なっている。

車の次に時代や暮らしを変えた物が、スマートフォンである。

掌の上で、買い物もコミュニケーションも何でも出来てしまった。

いろんな物を簡単に探す事ができる利便性がある。

しかし、商店街にあった、物や人や情報のリアリティある発見が失われている気がする。

自分の足で探し人に聞いて、見つけ、それ以上の情報を得ることも出来る。

非効率さの中にある豊かさがあると思う。

それは、リアリティとヒューマンスケールなんだと思う。

私が生まれ育った時代、それ以前の時代を羨ましく思うのです。

これからの時代どうなっていくのか不安で仕方がない。

私が出来る事は、ものづくりにおいてのリアリティとヒューマンスケールを大切にしなければと思っています。

豊かさの本質とは何か、常に考えさせられます。