リノベーションMが動き出しました。
新規事業というか、事例がほとんどない新ビジネスに挑むもので、
お施主様としてはこの先どの様な展開になるか予測できない状況ですから、
内装などハード面への資金をあまりかけられない。
昨日、お施主さまと共に丸一日かけて物件の掃除を行いました。
何となくの計画案はあるものの、掃除をしながらお施主様と本当に必要な物のみ拾い出して、
アイデアを一緒に出し合いました。
業者さんでないとできないこともありますが、出来る事は自分たちでやろう!といった具合で、
お施主様と共に、考えながら・動きながらつくる。というほとんど図面を書かないプロジェクトになります。
自分としても新しいやり方へ挑戦する仕事になりそうです。

officeS
内装下地工事が始まりました。
右側の大きな窓際に作業用カウンターがつきますが、
カウンターが付く高さにしてはとても低く感じ、
天井の低さや、軒の出、窓むこうに地面が見えることから
普段見えている高さとは違った高さに錯覚をしました。
何だか不思議な感覚でした。
予想以上に重心の低い、落ち着いた建物になっています。
house K の減額調整も終わり、工務店さんとの工事契約を無事にすることが出来ました。
図面の製本も出来上がり、いよいよ着工に向けて動き出します。
その前に、農地転用などもありもう少し時間がかかる模様。
Worksに 掲載している写真は初期案で二階建てでしたが、最終形はコンパクトな平屋になりました。
コストの面で変化していきましたが、山間に相応しい佇まいへ導かれたのかもしれません。
出来るだけ早く着工できる様、協力してくれる皆様と共に努めてたいと思います。

軒先と袖壁がそれぞれ角度があるので難しい箇所も、
何とかうまく納まりそうです。
規模が小さくてもすべてに難易度が高く、監理に気が抜けません。




office S が上棟しました。
軒先と、袖壁の納めが図面だけではうまく伝えられず、
現場で大工さんと確認をしながらの施工となり、
丸二日炎天下の中おりました。
ただ見ているだけでは勿体ないので、少しでも力になりたいと、
作業服と麦わら帽子を被り、設計士の姿は見る影も無いほぼ下っ端大工見習い姿で、
ゴミ拾いや道具資材渡しなど軽作業をお手伝いさせていただきましたが、
この二日の暑さはかなりしんどい。
気になる軒先の納めは、設計側の想いに応えてくれて、
細かなところまで神経を使って頂き大工さんには感謝です。
屋根下地と軒先・袖壁の下地が出来て一安心です。
暑い中大工の皆さんありがとうございました。
そしてお施主様、上棟おめでとうございます。
引き続き監理を頑張ります。